過去は自分を守る安全地帯?
「家庭環境が良くなかった、だからうまくコミュニケーションをとることができない」
「幼少期にいじめを受けた、だから人を信用することができない」
「現代は犯罪が多く人間関係が希薄な社会だ、だから人と協力する気がおきない」
過去や他人、環境は自分でコントロールできる対象ではありません。
それゆえ、自分が何かに挑戦しない理由を過去に見出せば、自分への責任を回避できるという意味において安全地帯と言えます。
挑戦することは怖いことだ、と思うかもしれません。
失敗するかもしれないし、失敗したときの劣等感を味わうのも嫌でしょう。
しかし、だからといって何かに挑戦しない理由にはならないのです。
家庭環境が悪くても、全員がコミュニケーションがとれないわけではありません。
幼少期にいじめられても、人を信用している人はたくさん存在します。
挑戦して失敗したとしても誰も責めないですし、そもそも失敗しないと何も学べません。
安全地帯は本当に安全なのか?
自分の安全の認識をもう一度考えてみることが必要です。